京都市内の街中でもお腹の大きい妊婦さん、ベビーカーを押すママ、抱っこヒモのママよく見かけます。
歩き方とか姿勢を無意識に観察してしまう私です(笑)

前回に引き続き「産後のケアと骨盤矯正」についてお話ししていきます。

産後のママの身体と心の変化

この記事はママだけでなく家族やご主人にも読んでほしい内容です。
前回の記事でもふれた内容ですが妊娠、出産、育児には区切りがなく連続して始まるものです。
「出産してすぐやからちょっと休まして!」なんてことがない。
妊娠から出産を終えたママは分娩出産で頑張って疲弊しきった状態で思うように動けない体で24時間体制の育児をスタートします。
産後は骨盤が出産するための状態から戻っていない状態。
骨盤は前傾し、ゆがんで、安定性を失った状態です。
さらには赤ちゃんを産んだことにより急に体の重心やバランスが変化します。
これによって腰痛や恥骨部の痛みの原因にもなりやすいですね。
このような体の変化だけでなく心(精神的)な変化も起きます。
この部分はご主人やご家族もわかっていただきたいです!!
ホルモンのバランスも出産を境に急激に変化します、男子ホルモンが優位に変化するので抜け毛が増えたり、お肌が荒れたり、自律神経がみだれイライラな気分になります。
このような体と心の変化があるんだという予備知識を出産前に夫婦や家族で共有しておくだけでママもご主人もトラブルが起きたときにお互いに少しは優しく寛容に対応できるのではないでしょうか?
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産後こそチャンスでもある!

このチャンスは女性にしかないチャンスでもあります!
出産から3か月は特に重要で変化しやすい時期です。
出産によって体がリセットされるようなイメージです。
※注 産後2か月ごろまでは無理せずセルフケアをしていく必要があります。

妊娠前の身体にリセットするぞーっと意気込む前に!!
かんたん骨盤チェック!!
・お腹がぽっこりしてきた
・お尻が垂れ、洋ナシ体型になった
・クビレがなくなったまま
・妊娠中のO脚が残っている
・外反母趾がきつくなった気がする
・足裏の土踏まずがなくなってきた
・足の長さが違う気がする
・肩や背中のこりがひどくなった
・猫背になった
・腰を以前より反らして立ってしまう
・顔、手、脚がむくみやすくなった

上記で1つでも当てはまれば骨盤の歪みに注意が必要ですね!

では簡単セルフケア編
産後最初の2か月
①出産後、恥骨部の痛みが少し落ち着けば始めましょう!
・仰向けに寝る
・膝を90度くらい曲げる
・両手を胸あたりにおいて・・・ゆっくりふかーく息を吸います、吐くのもゆっくり吐き切ります。
※複式呼吸ではなく胸式呼吸です、この時期は複式ではお腹に負担がかかりやすいので胸式なのです。
※胸式呼吸って?息を吸ったときに胸部(肺)が膨らむ呼吸ですね。
目を閉じて3分ほど行うと気持ちが落ち着く効果もあります。
②負担の少ない上半身からケアをはじめる!(①でリラックスしたあと仰向けのままで)
・胸に置いていた手を頭の上のほうへ伸ばしていきます。肘、肩の関節は伸ばして、脇腹がゆっくりストレッチされてる感じでOK。
・10秒ほどストレッチしたら手を平泳ぎの要領で元の胸の位置に戻します。
5回ほど行います。

産後2か月後
※骨盤底筋群といって恥骨からお尻にかけての筋肉をもとに戻していきます。
③椅子座りでする方法です。
・椅子に掛けます。(膝は90度くらい曲がって足裏が床についている状態)
・バスタオルを畳んで膝に挟みます。(10秒かけてゆっくりはさむのを5セット)これはけっこうしんどいですよ!
椅子にしっかり深くかけてお尻をキュッと締める感じがコツです。(おしっこを我慢するときの筋肉)

お伝えできるセルフケア、知識、提供できる施術サービスはたくさんあります。
本当に真剣にお悩みがあったり、賢明に判断されて以前の私にもどるぞ!という方はプロにご相談ください。
メディピークスでは産後だけでなく産前・産後の両方からあなたをケアできる知識と技術を準備してお待ちしております。
妊娠前よりもさらに良いスタイルや代謝傾向に生まれ変わるお手伝いができます!
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産前・産後の記事に関しては興味深いという意見もいただきましたのでまた記事にする機会があるかもしれませんね。

今日もブログをご覧いただきありがとうございました。
毎回、メディピークスの田中がお身体の大事なことをお伝えしていきます!
ではまた。